プロ野球引退後は目指せ社長? 日本野球機構(NPB)は9日、昨秋に若手選手らに行った「セカンドキャリアに関するアンケート」の結果を発表した。引退後の「やってみたい仕事」で07年の調査開始以来、初めて「会社経営者(独立・企業)」が21・4%で1位になった。昨年度は「一般企業で会社員」が初めて1位になったが、19年度から「教師」「地方公務員」に細分化したことも影響した。

長年、定番人気だった「高校野球の指導者」は15・8%で3位タイだった。アマチュアを指導できるようになる「学生野球資格回復研修会」の受講希望の問いにも18年の61・1%から減少し、53・5%。ただ昨年12月にイチロー氏が受講して注目を集めたこともあり、来年の数値が注目される。調査は今秋のフェニックスリーグに参加した12球団の現役選手を対象に行い、215人が回答。平均年齢は23・1歳、在籍平均年数3・2年、平均年俸994・5万円だった。

<1>会社経営者(独立・起業)=21・4%

<2>社会人・クラブチームで現役続行=16・3%

<3>12球団の監督・コーチ等指導者=15・8%

<3>高校野球の指導者=15・8%

<5>一般企業で会社員=13・5%

<6>大学野球の指導者=9・8%

<7>12球団スカウト・スコアラー=8・8%

<7>教員免許を取って教師=8・8%

<7>大学・専門学校へ進学=8・8%