巨人菅野智之投手が、30歳で迎えるシーズン開幕を前に「今」を語った。節目の年に感じる人生観や今季への覚悟、東京オリンピック(五輪)、メジャーへの思いなどに「○×形式」で回答。先月中旬から約1カ月間のハワイ自主トレでは順調に調整していた。【取材・構成=久保賢吾】

   ◇   ◇   ◇

-ハワイで迎えた30歳での元日。初夢は見たか

× 何か見たような気はしますが、覚えてないですね。一富士二タカ三茄子ではなかったです(笑い)

-30歳を迎え、人生観や結婚観が変わった

△ 30歳は人生の節目の年というか、オリンピックもありますし、僕自身の個人的な思いはあります。

-東京五輪には絶対に出たい

○ 東京五輪が決まってから、ずっと意識をしてましたし、オリンピックの金メダルがほしいです。

-山口がメジャー移籍する。メジャーへの思いは変わらない

○ 僕自身の夢ですし、ずっと行きたいと思っていたから、それは変わらないです。

-あと1勝で球団6000勝。自分で決めたい

○ そうでありたいなと思います。開幕戦で勝って、監督にウイニングボールを渡せればいいなと思います。

-個人で狙うのは3度目の沢村賞である

○ ○でいたいんですけど、意識しすぎてもおかしくなる。昨年は3年連続というのを意識しすぎた部分もあるので、固執しすぎても良くないなと。目標としては持っていたいです。

-トレーニングは順調に消化した

○ やりたいことをやれましたし、メンバーにも恵まれ、今までで一番充実していたかもしれないです。

-自主トレ中、後輩に雷を落とした

○ 何回かありましたけど、(後半は)1回も無かった。それぞれが、自覚してやってくれた。

-その逆に、後輩の姿に感心させられた

○ 椋丞(宮国)がすごいなと。ダッシュとか、最初から最後まで引っ張っていたし、こいつは違うなと。今年に懸ける思いは別格だなと感じた。

-選手会長として、坂本キャプテンに言いたいことがある

× ないです(笑い)。

-日本一のキーマンは自分である

△ 日本一の前に、リーグ優勝しなきゃ始まらないので。(山口)俊さんがいなくなったので、ペナントレースでも僕が働かなきゃ優勝できないと思いますし、それが絶対条件だと思います。