広島ドラフト2位宇草孔基外野手(22=法大)が驚異的な咬合(こうごう)力を披露した。広島市内の「口腔保健センター」で新人9選手が歯科検診を実施。最もかむ力が強かったのが宇草で1359・08ニュートンだった。

「あんまりかむことを意識したことがなかった。自然に食いしばっていたと思う」。一般成人男性の約2倍で、ピラニアの祖先、メガピラニアに匹敵するという。

1日に3、4回は歯を磨き、小学校低学年以来、治療した記憶がない。「野球が第一。パフォーマンスにつながっていけたら」と白い歯を輝かせた。この日から始まった合同自主トレでは2年目以降の選手と一緒に汗を流した。「テレビで見た人ばかりで緊張した。これから打撃と足でアピールしていきたい」。歯とともに野球の技術を磨き、存在感を示していく。