プロ3年目の巨人村上海斗外野手が、大先輩たちの教えを早速実践した。2点リードの5回1死二塁から代打で登場すると、右前打で追加点をアシスト。5点リードの7回1死走者なしでは、センター返しで中前打。2打数2安打と結果を残し「アピール出来ましたかね」と素直に笑った。

キャンプスタートの1日、阿部2軍監督から「軸足の右足が使えていない」とアドバイスを受けた。「S班」の存在も生きた教材となった。初日は亀井、2日は坂本、亀井、丸と同組でフリー打撃を回った。「ケージの横から、亀井さんの左足、坂本さんの右足の使い方をずっと研究していました」と軸足の踏み込み方、体重の乗せ方を試行錯誤。少ないチャンスをモノにした。189センチ、95キロの大型外野手。将来性を期待される逸材が、さらなる高みを目指す。