広島の新外国人で守護神候補のD・ジョンソン投手(30=ロッキーズ)が12日、休日返上で珍トレを披露した。

沖縄・コザしんきんスタジアムでキャッチボール。しかし、足元は靴も靴下もない。はだしだった。宮崎・日南での1次キャンプを打ち上げた際、練習シューズを後発の荷物に入れたため、2次キャンプ地・沖縄に届いていなかった。それでも右腕は「ときどきやる」と気にせず「自分の靴を汚したくなかったんだ」と蓄えたひげをさすって笑った。

来日当初から独自の調整法を持っていた。キャッチボール前には重さや大きさが異なる7種類のゴム製の球を使い、さまざまなフォームからネットや壁に向けて全力投球。「血流が良くなる」と米国でのルーティンを継続している。ただ、日本で変えたことも。昨年までの5年で5球程度しか使っていないチェンジアップだが、日本の公式球との相性の良さを感じたという。8日のフリー打撃からで5年分を投じたほど。この日も「投球の幅を広げたいから」とはだしで試投した。夕方には宿舎に練習シューズも届き、守護神争いへ態勢は整った。【前原淳】