開幕投手最有力のDeNA今永昇太投手が「逃げない投球」で順調な仕上がりをアピールした。18日、ヤクルトとの練習試合で実戦初登板。

2回を20球、1安打1失点。2回2死から西田に失投を本塁打されたが、それ以外は安定感抜群。「バッターのスイングから逃げないことがテーマ。まだまだ改善の余地があると思います」と前向きに話した。

打たれて納得の表情だった。「どうしても打たれたくないと四隅、四隅となってしまうが、今日はバットを振らせて打ちとることがテーマなので」。この日最速143キロの直球を軸に大胆に攻めた。奪三振は1つだが、四球もなし。見守ったラミレス監督も「スピードも出ていたし、すごく良かったね」と評価した。

「常に課題と反省がグルグル回っている感じ。今後は抑える配球に切り替えていきたい」。エース左腕が開幕へ向け、着々と準備を進める。【鈴木正章】