阪神が26日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた。矢野燿大監督(51)は野手、投手2人ずつをキャンプMVPに選出した。野手は高山俊外野手(26)ジェフリー・マルテ内野手(28)。投手は高橋遥人投手(24)ジョー・ガンケル投手(28)。また、矢野監督は今キャンプについて「100%はないと思うが、それに近いところをやれたかなと思います。100%になったら成長がない。僕たちはまだまだ上を目指している。そういうところで100%ではないです」と振り返った。矢野監督の主なコメントは以下の通り。

-キャンプを振り返り

「天気も良かったですし、充実したキャンプを過ごせた。手応えを感じています」

-特に良かった点は

「自主性を大事にして2年目に入ったのですが、本当にそこのことを選手自身も意識して、またコーチも引っ張るところは引っ張りながら、(選手が)プロだからこそ自分でどうやるかを考えた1カ月を過ごせた」

-投手陣の良かった点

「外国人選手はみんな本当に僕がいい悩みを持たせてくれるような、それぞれの持ち味を出してくれた。望みとしては、若い選手がもっとアピールしてほしいなという部分はありましたが、中堅ベテランとみんなしっかりしたものをやってくれた。全体としては手応えを感じています」

-野手の良かった点は

「競争というところでスタメンで出る選手と次に出る選手の差がなくなってきている。全体としての成長があったキャンプ」

-キャンプのMVPは

「野手でいえば高山。あとはマルちゃん。マルテも2年目に入って、練習の中身も、結果もしっかりしたものを見せてくれた」

-高山選手の評価は

「強い思いを持って1カ月やりきりましたし、それが結果というところにしっかりつながっている部分もあるので。一番は気持ちの成長を感じています」

-投手のMVPは

「遥人(高橋)かなと思うけど。遥人とガンケル。遥人は若手の中では去年から(山本)昌さんに来てもらって変化球の精度を上げるっていうところが、目指すところであったと思うけど。それをしっかりやりながら試合でもそういう部分が見える投球が多かった。ガンケルに関しても想像はしていたが、想像していたよりもコントロールも良さそうやし、ハングリー精神というかすごく日本で頑張りたいという気持ちがすごくある」

-ボーア選手の評価は

「持ち味の長打力が一番の楽しみではありますが、性格もファンの皆さんに喜んでもらえるようなところもありますし、一番はバットで活躍してくれると思う。活躍の予感があるようなキャンプを送ってくれたので、本当に楽しみな選手」

-シーズンへ向けて

「もう日本一になると決めてスタートしたキャンプだったので、手応えのあるキャンプも送れた。ここから開幕に向けた準備に入ると思う。開幕に向かうにあたってしっかり楽しみたい」