昨季レギュラー固定に至らなかった巨人二塁手の本命、吉川尚輝内野手が40分間の打ち込みで汗を流した。

各選手に練習内容が任せられる個人調整期間の7日、川崎市のジャイアンツ球場でトレーニング。政府から緊急事態宣言が発令されたことを受け、当初13日だった全体練習再開がさらに遅れた状況の中で「追い込めるうちに追い込みたい」と自らの課題に向き合った。

昨季は開幕から11試合連続「1番二塁」で先発し、打率3割9分をマークするも腰痛で離脱。今季はレギュラー定着を目指してキャンプからアピールを続けたが、オープン戦は打率1割8分8厘と結果が伴わなかった。「今の時間を無駄にしたくないですし、できることをしっかりやるしかないですね」とバットを振り込んだ。野手では坂本、丸、岡本、中島らも参加。開幕時期が定まらない中で、自ら考えて調整を続けていく。