楽天の「バリスタ」弓削隼人投手が、コーヒーで心身を整えている。先発ローテ入りを狙う日本人最長身193センチ左腕は、球団を通じ質問に回答。コーヒーにハマっていることを明かした。

きっかけは日大時代の友人の「豆をひいている姿がかっこよかった」から。自宅近くの公園や河川敷でトレーニングから帰宅後は毎日2、3杯飲む。「『無』の気持ちになれることがいいです」と慌てずに時を過ごす。

違いの分かる男は、こだわる。不要不急の外出禁止のため、通販で豆を購入。コーヒーメーカーだけでなく、自らドリップ、エスプレッソで飲むこともある。「クロロゲン酸などのポリフェノールが発がん性物質を抑えるというのを聞いたことがあります」と知識も蓄えた。オープン戦では3試合で12回を投げ防御率2・25。至極の1杯で息を抜きつつ、まっさらなマウンドを目指し、鍛錬を積む。