オリックス宜保翔内野手(19)が15日、大阪・舞洲の球団施設で自主練習を行った。この日はランニングやキャッチボール、守備を行ったほか、打撃練習でも汗を流した。体幹トレーニングもこなすなど、精力的に動いた。開幕時期は未定だが、肉体強化をテーマに掲げる。

「いまの時期は、オフにしていたことと近いですが、体を大きくするのではなく、ボディーバランスを考えてウエートトレーニングをするなど、体を強くするということを意識しています」と説明した。

昨季は高卒1年目で8試合に出場して、プロ初安打もマークした。「昨年は、疲れがたまってきたときにスイングが鈍くなってしまったり、1軍では力負けすることもありました。いまは試合もありませんし、打撃では、とにかく強く振ることを意識しています。結果を気にしなくてもいいので、そういう時期だと思っています」と意気込んだ。

今春のオープン戦は12試合に出場して、32打数11安打、打率3割4分4厘とアピールに成功していた。それでも「自分は実績もありませんし、どんどんアピールしていかなければいけない立場です。開幕してからはもちろん、全体練習が始まってからもアピールして、結果を出して1軍に定着できるように頑張ります」とスキはない。

新型コロナウイルスの感染防止に努める。寮生活を過ごしており「部屋にいる時間が長いのでゲーム機を買いました。(午前中が練習なので)昼食の後、3時のおやつでお菓子を食べるのが楽しみ。特にカルパスが好きです」と明かした。