3月下旬に新型コロナウイルス感染が判明していた阪神藤浪晋太郎投手（26）が4月23日、兵庫・西宮市内の球団施設内で代表取材形式の会見に臨み、3月中旬に大人数の会食に参加していたことを謝罪した。

藤浪は3月14日、伊藤隼太外野手（30）、長坂拳弥捕手（25）ら選手7人を含む13人以上の会食に参加。この中から藤浪、伊藤隼、長坂と女性3人の計6人が新型コロナウイルスに感染していた。

「まずファンの方々、プロ野球関係者の方々、そしてチームの方々に大変なご迷惑をおかけして、非常に深く反省しております」と神妙な表情で謝罪。「自分の中で、まさか自分が、と…。そういう認識があまりなかった。そのあたりは軽率だったと思います。自分の認識が甘くて、自分がなるなんて思わないで行動していた。非常に軽率だったと思います」と反省した。

藤浪は3月26日深夜に感染が判明。同じく感染が判明した伊藤隼太外野手（30）、長坂拳弥捕手（25）と同様に翌27日から入院。同ウイルス陽性の有無を調べるPCR検査で2度の陰性を受け、藤浪は4月7日に退院して自宅待機を続けていた。3選手とも専門家から外出自粛を推奨されていた「退院から2週間」を経過したことでこの日、会見に臨んだ。

チームは3選手の感染を受けて3月27日から活動を停止。4月7日に発令された緊急事態宣言で本拠地甲子園を置く兵庫県が対象地となったこともあり、活動停止期間は同14日まで長引いた。