あの瞬間の言葉が、今に生きている-。日本ハムを勉強する「Fゼミ」。言葉の持つ力に迫る「国語」の授業は、節目のシーンに迫る「あの日あの声」です。杉谷拳士内野手(29)の印象深いコメントを紹介します。皆さんが印象に残っているコメントも、担当ツイッターアカウント(@nikkan_fighters)で募集します。

 

◆「中田さんに(キャラクターを)いじられたら、おいしいですね。でも野球は真剣ですから」

(09年1月10日に「宴会部長」と書かれた、お気に入りの勝負パンツ持参で入寮。すでにムードメーカーの片りんを見せていました)

 

◆「焦る、気を抜く、調子に乗る。僕のそういうところがダメなんです」

(13年2月23日の阪神とのオープン戦。この年チーム1号の2ランを含む4打数2安打2打点も、中堅守備で打球判断を誤ったことを猛省。欠点に向き合えることが、強さのひけつかも知れません)

 

◆「25年間で初めて骨が負けてしまいました。僕をひいきに、いつまでも応援よろしくお願いします。必ずはい上がります」

(16年4月14日に右手有鉤(ゆうこう)骨の骨片除去手術を発表。杉谷節で、悲報も明るい報告になります)

 

◆「期待に応えられないまま10年が過ぎていた。左右両打席で打てたのは大きな1日」

(19年5月23日楽天戦。この日は「スギノール」「サイレント・サイレント」と名言連発。プロ初の1試合4打点の爆発ぶりに、最後は感慨深げに振り返りました)

 

◆「生涯ファイターズでいられるように、存分に個性を出してやっていきたいと思います」

(19年10月11日、国内FA権を行使せず残留を表明。吉村GMからも背中を押され、グラウンド内外でユーティリティープレーヤーを宣言しました)