ソフトバンク内川聖一内野手(37)が、親身なアドバイスでファンを喜ばせた。16日の球団企画で、ペイペイドームでの自主練習前の時間を利用し、オンラインのファンミーティングに参加。「ウッチーのお悩み相談室」というテーマで、ファンからのさまざまな相談に誠実に答えた。

球界を代表するベテランの登場に、ファンからは野球関連の相談が相次いだ。「ボールが怖い」という小学生の一塁手を「逃げるからボールに当たっちゃうんだよ」と優しく指導。野球チームで主将という小学生には「困ったときに、周りが助けてくれるキャプテンになった方がいい」という主将論を披露した。

内川先生の親身な回答に「相談室」はヒートアップ。相談の枠は野球を超え、人生にかかわるものまで。転職するという女性には、横浜(現DeNA)からソフトバンクへFA移籍した経験を踏まえ「無理に(周囲に)合わせようとするより、まずは自分がどんな人かを知ってもらうことが大事」と助言。別の男性からはプロポーズの相談を受け「ぼくに聞くべき相談では…」と苦笑しながら「演出とかは全くなかったです。けんかをしていて『このままだと関係が終わる』と思ったんです。そう感じるということは、結婚したいのかなと思いました」と自身の体験を赤裸々に語った。

プロ野球は6月中の開幕を目指して動き始めた。ファンの悩みを解決し、内川先生は迷いなく、準備を進める。【山本大地】