阪神の選手会長・梅野隆太郎捕手が開幕に向けて、投手陣との意思疎通を密にしていく。

初日を迎えた分離練習に野手組で参加後、オンライン取材に対応。自主練習から進展した練習の雰囲気に「久しぶりの感じで明るくできた。そこが今日、一番の収穫」と振り返った。開幕までの準備期間は最短で約1カ月。「1人、1人との時間が少ない中、自分のジェスチャーに相手が応えるように投げてもらうことが大事」。ブルペンでより実戦感覚を重視しながら、多くの投手の球を受ける決意だ。

昨季は正捕手として、日本新記録となる123補殺を記録した。献身的プレーを、今季も理想として追い求めていく。「派手なプレーよりも泥臭く、信頼を継続できるように。数字に表れるものもあれば、表れないものもある。そういうものをやっていけたら」。頼れる女房役が、投手陣をリードしていく。