DeNAの開幕ローテーションの中核を担う左腕2人が、そろって順調な仕上がりを見せた。

24日、横浜スタジアムで行われた1軍練習でシート打撃に登板。エース今永昇太が打者6人に計17球、1安打3奪三振で最速148キロをマーク。先発ローテ入りが確実の浜口遥大投手は打者8人に計25球、無安打2奪三振2四球で最速146キロの内容だった。

ロペス、佐野ら主力相手の投球を終えた今永は「久しぶりの実戦にしては良かったと思います。対打者というよりマウンドの傾斜、キャッチャーとの間合いなどの確認、また、今まで意識してきたフォームを無意識化して対応できたことは良かった」。浜口は「自主練習期間中にキャッチボール、ブルペンで意識していた体の使い方を、ストレートに関しては、しっかりつなげることができました。少し変化球の使い方も変えながら投げましたが、打者の反応を見ても思ったより良かったかなと思います」と振り返った。

2年連続の開幕投手を確実としている今永は「これからも難しい調整は続いていきますが、プロ野球選手として決まった日程に向けてしっかり調整していくだけ」。最短6月19日の開幕へ、きっちり仕上げていく決意だ。【鈴木正章】