先発ローテーションでのフル回転が期待されるDeNA上茶谷大河投手(23)と新外国人マイケル・ピープルズ投手(28)が明暗を分けた。

楽天戦に先発した上茶谷は初回に島内の2ランで2点を失うと、2回にも4安打で4失点。結局3回6安打6失点で「1、2回は全体的にボールが高く、ストレートも力が無かったです。次回登板では初回から低めへ丁寧に投げられるようしたい」と反省。ラミレス監督も「もう少し期待していたが、そこには遠かった」と厳しかった。

一方、2番手で登板したピープルズは上茶谷と同じ3回を2安打1失点(自責0)。力のある直球を中心に好投し「体の状態がすごく仕上がってきた。今、95%くらいまできている」と体調の良さをアピールした。「あとは変化球だったり、どのボールをどのカウントでも投げられるという、実戦の中での投球ができるか」と課題を挙げる同投手を、ラミレス監督も評価。「今年一番の投球。スピードもあったし、彼が練習しているツーシームが右打者の内角高めに効果的に決まっていた」と話し、あと1試合登板機会を与えてローテ入りを判断すると示唆した。【千葉修宏】