日本ハム栗山監督が、今季のブルペンワークについてオンライン取材で答えた。「連戦が続くから、全員で戦うことしかない」と総力戦を強調した。

先陣を切るブルペン陣に入りそうな面々は、メットライフドームで調整。その中で、対戦相手にとって不気味な存在となりそうなのが、14年沢村賞右腕の金子だ。どんな役割にも積極的で献身的なのが魅力。「ショートスターター」「ブルペンデー」など臨機応変な用兵を駆使する栗山監督は、チーム状況に応じて役割を変化させる難役を任せる可能性がある。

クローザー候補の石川直がコンディション不良で間に合わないが、秋吉と宮西という変則2枚を軸に、玉井や堀、公文らが絡んで勝利の方程式が構築されていく。全てを潤滑に回すための肝となるのが金子。開幕後の“栗山流”に注目だ。【木下大輔】