ソフトバンク工藤公康監督が4年連続で開幕戦を白星で飾った。延長10回2死三塁、2番起用の栗原が中前打を放った。

一塁側ベンチから飛び出したナインと「エアハイタッチ」「ヒジタッチ」で喜びを分かち合った。工藤監督が今季“秘蔵っ子”として期待し、初開幕スタメンを2番で起用した栗原と「ヒジタッチ」。工藤監督が「抱きしめてやりたかった」といえば、栗原も「ハイタッチらしきことができたよかった」と笑みを浮かべた。工藤監督にとっては2年連続でサヨナラ勝ちでもあった。「勝利で終われるのは明日にもつながる」と言葉も弾んだ。

8回も今季の“秘蔵っ子コンビ”の活躍でもぎ取った。1死後、1番上林と栗原の連打の後に3番柳田の犠飛で1点を先制。捕手ながら打撃向上の左打者の2番抜てきがあたった。「最初からバントをせずに攻撃的な打線を組みたいと思った」。強打者を2番に抜てきするトレンドにのり、急成長の栗原を起用した采配が白星を生んだ。