「コロナショック」に襲われたソフトバンクが楽天との首位攻防初戦に敗れ、ゲーム差1に迫られた。

序盤のリードを勝利の方程式で守り切れなかった。3点リードの7回、高橋礼が救援。2死からロメロに適時打を打たれ、2点差に迫られた。8回はモイネロ。2死からブラッシュの適時打で1点差に詰められると、浅村には逆転2ランを浴びた。工藤監督は「投げた人間、サインを出した人間が悪いのではなくて、ベンチが意識付けできていれば変わっていた。今日はベンチの責任」と悔やんだ。

1日に長谷川が、3日には1軍スタッフの1人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けた。この日の試合は開催が危ぶまれる状況だったが、保健所からは濃厚接触者なしと判断され、予定通りに行われた。選手たちは堂々とプレーし、指揮官は「(勝ちたい)思いはしっかり持った中で、選手たちは戦ってくれた」とねぎらった。