西武ベンチが一時騒然とした。

1回、3番外崎修汰内野手が先制ソロを放った。4番山川穂高内野手の打席だった。カウント1-2から日本ハム・バーヘイゲンのカーブをフルスイングも空振り。勢いのあまり右足を軸に1回転した際、足首を痛めた模様。苦悶(くもん)の表情を浮かべ、座り込んだ。辻発彦監督らコーチ、トレーナーらもベンチから飛び出し心配の表情。山川は両脇を抱えられながらベンチ裏で治療を受けると、グラウンドに戻り守備についたが、ときおり右足首を気にするそぶりを見せていた。

4回の第2打席では4球続けてバットを振らずカウント2-2と追い込まれると、最後は低めの球に中途半端なスイングで空振り三振。第3打席となった7回にも、カウント1-2から空振り三振に打ち取られた。9回には代打メヒアを送られ交代した。

辻監督は状況について「上(上半身)が回って、引っかかったような感じだから。最後はちょっと無理させたくなかったんで。代えようと思ったんだけど、本人が大丈夫だと強く言い張るんで、まあいかせたんだけど。今のところアイシングしてるので、病院にいくまではないと思うけど」と説明した。