ソフトバンク柳田悠岐外野手が、特大の12号ソロで勝負にケリをつけた。1-0で迎えた8回の第4打席。2死走者なしで、内角よりの直球をとらえた打球が、大きな弧を描いて右翼上段に突き刺さった。

「打ったのは直球。自分のいいスイングで、しっかり芯でとらえることができました。なかなか点が取れなかったので、追加点になってくれて良かったです」と納得の表情を浮かべた。

この楽天6連戦は連日内角攻めにあった。それでも、7日に則本昂から放った135メートル弾を含め、6試合で24打数9安打3打点2本塁打、打率3割7分5厘と結果を残した。チームは負け越したが、打率3割7分7厘で首位打者を走る男に「内角攻め」も通用しなかった。

この日、高校野球の独自大会で母校広島商が県で優勝。「優勝おめでとうございます。広商が優勝した日に自分もホームランを打てて良かった」と自分のことのように喜んでいた。