西武内海哲也投手の1軍マウンドが近づいてきた。9日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(カーミニークフィールド)に先発。

6回を投げ、被安打4、1失点、無四球の好投でアピールした。登板後は「良かったと思います」と手応えを示した。

ストライク先行の打たせて取る投球。18個のアウトのうち、12個がゴロアウト。3者凡退は4イニングで80球でまとめた。

前回登板の7月28日の同リーグ、日本ハム戦は6回途中5失点と打ち込まれていただけに「前回登板から良くなった、という感じはあります。フォームがしっくりきていなかったので、今日までフォームチェックをしっかりやってきました。しっくりきましたね」と笑顔も見せた。大胆かつ繊細に。「アバウトに投げた」という一方で「インコースにしっかり投げ切ることが課題でしたので。変化球も生きました」とうなずいた。

18年オフの西武移籍後は、1軍マウンドから遠ざかっている。手術も経たベテラン左腕が復活ロードを黙々と進む。1月は巨人時代のチームメート、広島長野と奄美大島で自主トレを行い、互いに再起を誓い合った。1軍復帰&西武デビューの日はそう遠くなさそうだ。【為田聡史】