「雨柳(あめやぎ)さん」こと阪神青柳晃洋投手(26)が、今季5敗1分けだった“魔の水曜日”に初白星を運んだ。

立ち上がりは苦しんだ。前回7日の広島戦で3回6失点KO。中4日でリベンジを期しながら3回までに3失点。4回に味方打線が逆転してくれたが、6回に先頭打者に安打されたところで能見と交代した。青柳は「逆転してくれたので、5回までは粘ることができました。ただ、早いイニングで降板してしまったので、リリーフの方々に負担を掛けてしまい申し訳ないです」と今季5勝目を手にしたとはいえ、先発としての仕事を十分に果たせなかったことを反省。矢野監督は「嫌な登板の後、こうやって一応、勝ちが付いていけたというのは、また次の登板にも流れというのはあるところなんでね」と評価し、次回の快投を期待した。

登板予定試合が雨天中止になったり、降雨コールドゲームになったりと天候不良になることが多く、チームメートから「雨柳さん」と呼ばれる。横浜でも雨男ぶりは健在で、2回1死一塁で青柳が打席に入ると、雨がポツポツ…序盤の3失点で“涙雨”になりそうなところを、打線に救われた。次は、晴れ渡る夏空のようなナイスピッチで、チームを勝たせてみせる。