阪神ドラフト2位の井上広大外野手(19)が、平田2軍監督から「ウエスタン・リーグ2冠指令」を受けた。

ここまで出場全試合で4番に座り、ともにリーグトップの4本塁打、19打点。指揮官はタイトル獲得に向けて「もちろん狙っていかなきゃ。意識しなきゃ。1年目だろうが、プロに入った以上2年目もなにもない。まだまだ打点やホームランをもっともっと打てるように貪欲に」とハッパ。期待を背負う井上は「ヒットじゃなくても点を取れる時はしっかり取れるバッティングをしていきたい」と呼応した。

高卒1年目でファームの打撃2冠となれば、10年に筒香(横浜)がイースタンで獲得して以来(26本塁打、88打点)となる。北川2軍打撃コーチからは「打点は誰よりも多く稼げるように。得点圏打率も多くとるように」と指導され、得点圏打率は2割9分4厘でリーグ8位タイにつける。筒香級のスラッガーを目指し、大砲候補が着々と成長を続けている。【只松憲】