広島森下暢仁投手(22)が2安打12奪三振の快投でプロ初完封を飾った。これで阪神戦は3戦3勝、今季4勝目を挙げた。

登板前には「しっかり投げ切れば抑えられると、自分の中では思っている」と強気の投球を誓っていた。打者1巡目を完璧に抑え込んだ。150キロを越える切れ味抜群の直球主体の投球で次々に猛虎打線をねじ伏せた。4回先頭の近本を内角へ切れ込むカットボールで空振り三振に切ると、立て続けに中谷、サンズから奪三振。3回から4者連続三振を奪った。5回2死までは1人の走者を許さない圧倒ぶりをみせつけた。

バットでも藤浪を粉砕した。4点リードの6回2死一、二塁。甘く入った変化球を左翼線にはじき返すダメ押しの2点適時二塁打でプロ初打点を記録。投打で虎狩りを果たした。