阪神が広島森下に3度目の対戦でも敗れた。今季ワーストの2安打に抑え込まれた。先発メンバー全員を含む12三振を喫し、プロ初完投初完封を献上。森下先発ゲームは3戦3敗となった。

矢野燿大監督 この前より(森下の)状態は良かったとは思うし、それでも打線は何とかしていかないといかん。これからも当たるんで、そこは何とかしていきます。

7月23日に6回4安打で奪った得点は2。今月7日の対戦では6回6安打で4得点していた。だが、この日は二塁すら踏めない完敗。指揮官も「全部の球種で三振を狙える投手」と語るように最大限の警戒をしていたが、最後まで新人右腕のペースを崩せなかった。

藤浪先発時になかなか打線が援護できないところが、もどかしい。藤浪への援護点は前回まで3戦で3得点だっただけに、矢野監督も「打線も援護できていないというのは打者の責任もあるんですけど、絡んでこないとなかなか勝ちにならない」。これでチームは5カード連続でカード初戦に勝利なし。借金2で、首位巨人とは今季最大タイの7ゲーム差。何とか、好転への流れをつくりたい。【松井周治】