西武にとって良いことだらけの完勝だ。栗山、山川に1発が飛び出すなど、自慢の山賊打線が楽天投手陣を打ち崩し、14安打11得点。先発本田は走者を出しながらも5回1失点と粘りの投球。今季6試合目の登板でようやく初勝利(4敗)を挙げた。

7月30日にサブマリン与座が勝って以来、先発投手に勝ちがついていなかった。14試合ぶりに先発が白星をマークし、辻監督も「(松本が好投した)昨日、今日と非常に良い形でこられたので、先発投手陣がさらに奮起してくれることを期待したい」と笑顔をみせた。

若手にとってもうれしい一戦だった。8回無死一塁から代打のルーキー柘植がプロ初安打となる左前打でチャンスメーク。さらに1死一、二塁で、この日1軍に初昇格した3年目西川が、こちらもプロ初安打となる左中間への適時二塁打。ベンチでプロの第1歩を見届けた栗山は「今日2人に安打が出たのは本当にうれしかったですし、今度はホームランが見たいです」とたたえた。

3戦連続2ケタ安打で引き分けを挟んで2連勝。ようやく投打がかみ合い出してきた。辻監督は「(戦いぶりが)本物になったと信じたい。なってくれると信じてます」と期待を込めた。【千葉修宏】

▽西武西川(8回にプロ初安打の左中間二塁打。三塁でタッチアウトとなり、三塁鈴木大からボールをもらう) 打った瞬間に抜けると思ったのでうれしかったです。初ヒットの後、守備についた時の拍手は全身に鳥肌がたちました。

西武柘植(8回にプロ初安打) 打った瞬間はいいところに転がったなと心の中で『よっしゃー』と思いました。ベンチに戻ってからも『ナイスヒット! おめでとう!』と言ってもらいました。ボールはお母さんに送ります。