阪神高橋遥人投手(24)が18日、5・5ゲーム差で追う首位巨人との3連戦初戦(東京ドーム)に先発する。今季1軍初先発した6日巨人戦(甲子園)は7回11奪三振無失点で今季初勝利。中11日で巨人菅野と投げ合う。チームは毎年のように「8月の東京ドーム」で苦戦中。まずは快投再現でジンクスを吹き飛ばしたいところだ。

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約30メートル先では高校野球交流試合、大阪桐蔭と東海大相模の熱戦が繰り広げられていた。高校球児の熱気が漏れ伝わり、さらに体感温度が上昇していた甲子園室内練習場。高橋は雰囲気に流されることなく、黙々とダッシュを続けていた。

「前回は出来すぎな部分があった。もう1回ジャイアンツの今の調子を頭に入れて見てきた。(東京ドームは)狭くてホームランもあるので低めを意識してきた。試合を作って少しでも勝てる確率を上げたい」

左肩コンディション不良が回復し、6日巨人戦で今季初先発。7回11奪三振無失点で復活星を手にした。首脳陣は大事を取って出場選手登録を抹消してまで、5・5ゲーム差で追う首位巨人との敵地3連戦初戦に次戦を選択。快投再現を注目するムードにも、気負いすぎない姿が頼もしい。

相手先発は開幕から7連勝中の巨人菅野。「球界を代表する投手ですけど、全然意識していません。しっかり打線を抑えることを考えたい」。6カードぶりの3連戦初戦勝利へ、理想はストライク先行で先頭打者を取り続けるイメージ。「無駄な走者を出さず、点を取られても最少失点でいけたら」と力を込めた。

チームにとって「8月の東京ドーム」は鬼門だ。通算32勝82敗6分け。1年前も同一カード3連敗を喫している。負のデータを吹き飛ばす意味でも、3連戦初戦は是が非でも取りたい。矢野監督も「ジャイアンツを倒さないと上はない。毎試合取るつもりで全力で行きます」と気合十分。帰ってきた左腕にかかる期待は大きい。【佐井陽介】