浜松南が0-1の5回、1死二、三塁で5番岩崎匠悟が左前に逆転の2点適時打を放ち、東練馬に競り勝った。

昨年夏季関東大会で先輩が3-10のコールド負けを喫しているのを見ており「名前負けしている部分もあった」(鈴木彰宏監督)と、走者は出すがゼロ行進。踏ん張ったのが、鈴木秀汰-鈴木叶(きょう)のバッテリー。「今日はバッテリーの勝利ですね。鈴木秀は途中で血豆がつぶれたんですけど、行けるなら行けと。球威は落ちなかった」と鈴木監督。鈴木秀は「気持ちのコントロールができて、ストレートとスライダーが外角にビシビシ決まった」と振り返り、受けた鈴木叶は「去年、先輩たちがバカバカ打たれたので、高めと中へは絶対に入れないようにリードした。コントロールがよかった」と、東練馬を最少失点に抑えた。

殊勲打の岩崎は「チャンスが来て1本打ちたいと思った。打った瞬間、よっしゃあと思いました」と笑顔を見せる横で、鈴木秀は「予選でもいいところで打ってくれているので、出た瞬間、ベンチで大はしゃぎしました」と、援護に感謝した。