高卒2年目の阪神小幡竜平内野手(19)がプロ初出場した。6回守備からの出場。セカンドを守り、7回に青木のゴロを無難にさばいた。初打席は8回2死二塁。8日の2軍戦で鼻骨を骨折したため、フェースガードを着用して打席へ。初球から振りにいく積極席をみせたものの、3球目に投ゴロに倒れた。

節目の1試合を「昨日初めて神宮のグラウンドに入って、試合中にベンチの中で自分がここでプレーしている姿を十分にイメージすることができていたので、終盤のピンチはやはり緊張しましたけど、思っていたよりは平常心でプレーすることができました」と振り返った。

初の守備機会について「自分は守備が一番見てほしいところなので、1つさばくことができて、まず一安心しました。ファインプレーなどの派手なプレーではなく、自分のところに来たゴロをどんどんさばいて、ピッチャーやみなさんから早く信頼してもらえるようにしたいです」。さらに初打席については「しっかり振ろうと決めていたので、初球から振りにいけたことは良かったです。少し強引になってしまったところがあったので、そこは反省して、まずは1本出せるように頑張ります」と語った。

矢野監督や周囲からは「思い切ってやれ」との言葉を受けたという。「思い切ってプレーすることができましたし、これからも失敗を恐れず思い切ってプレーしていきます」と今後も積極的なプレーを誓った。

小幡は18年ドラフト2位入団。今季はウエスタン・リーグで31試合に出場し、リーグ最多の8盗塁、打率は2割7分7厘。前日21日に1軍昇格していた。

矢野監督は「内野どこでもできるし、1軍っていうのを経験していって、さらなる成長をしていってほしい選手。まず1試合出られたっていうのは、プロとしての第1歩を踏めたと思う。攻守両方で引っ張っていってくれるような選手になっていってくれたら」と話していた。