連勝中の慶大バッテリーでも、今季の甲子園初白星をつかめなかった。中日福谷が自身3勝目も目指し先発マウンドに上がったが、阪神打線に捕まった。2-1の1点リードで迎えた6回1死から連打を浴び、陽川に逆転3ランを被弾。2死から大山に四球を与え、続くボーアにこの日2本目となる12号2ランを許した。

福谷は6回6安打3本塁打6失点で、2敗目。慶大の後輩のドラフト4位郡司とのバッテリーで「郡司のリードに応えきれませんでした。特に、最後の2点(6回のボーアの2ラン)が余分な形になってしまいました」と振り返った。

これで開幕からの甲子園での戦績は、白星なしの5連敗。4位に転落し、連続カード勝ち越しも5で止まった。与田監督は「(福谷の)打たれた球は甘いところが多い。負けるときはあの1本、あの1点となる。今日できなかったことは明日できるようにしないと」と話した。今季は横浜で6戦全敗中。甲子園でも5戦全敗となり、新たな鬼門になった。