楽天が今季5度目の3連敗を喫し、4位日本ハムに1差と詰められた。

約1年ぶりの先発辛島は3回まで2安打無失点。しかし4回2死、近藤に1球投げたところで左ふくらはぎをつり、緊急降板。今季最多8投手の継投も13安打8失点と崩れた。

打線は8月18日に7回1得点に抑えられた日本ハム上沢を捉えきれない。3回無死一、三塁で足立、小深田がともにセーフティースクイズを失敗。好機を逸した。5回に田中の2号ソロで先制も追加点を奪えず、5安打で完投を許した。

三木監督は「何とか簡単に打てない、というところで作戦を立てていろいろやったんですけど、それが決められなかった。ちょっといろんな面で流れというかね。次回また当たることもあるし、これからずっとやっていくわけだから。試合中も集めてこうしようというところだったんですけど」と唇をかんだ。

先発辛島については「今季先発初登板でしたけど、辛島らしくいい球もあった。また次回に向けてというところ」とした。終盤に崩れた救援陣には「アクシデントだけど、ああいう展開になると(後ろの)ピッチャーも苦しくなる。いろんなケアといろいろ改善して進めないといけないこともある。相手チームと真剣勝負の中でいろんな結果がついてくることは仕方がない」と結果を受け止めながら「投げきれない1球や出してはいけない四球もあった。選手たちは前向きにやっているが、野球の試合になるとちょっとしたところの防げたことや防がなきゃダメなことがあると結局勝つことに対しての流れができにくい」と奮起を求めた。