楽天のエース則本昂大投手(29)がベンチ裏での転倒で右手を切り、3回48球5安打2失点で緊急降板した。

3回裏終了後、野手が守備位置につく中、マウンドに右腕が現れない。「則本投手が手当てを行っています」と場内アナウンスが流れ、ベンチもばたつく。三木監督がベンチを出て球審へ近藤への投手交代を告げた。球団は「3回終了後にベンチ裏で転倒。右手を切ったため降板」と発表。試合後には仙台市内の病院へ向かった。

自身2連勝中だったが、立ち上がりから本来の投球を見せられなかった。初回にオリックス吉田正に先制適時打を許すと、追いついた直後の3回にも勝ち越し点を許した。三木監督は「(3回の)攻撃が終わってから則本がマウンドに行くのかな、と思ったところで聞いた。今日はこれ以上登板するのは厳しいかなという判断」と説明した。