オリックス先発の増井浩俊投手(36)が6回無失点と好投した。

走者を出しながらも要所を締める内容。4点リードの6回2死一、二塁では外崎に速球をきっちり内角高めへ投げ込み、詰まった三飛に仕留めた。140キロ台後半の速球を軸にフォークなどを織り交ぜてベテランらしい丁寧なマウンドさばきだった。

「四球でランナーを出してしまったり、毎回のようにランナーを背負いながらのピッチングになってしまい、内容にはそんなに納得できていません。ただ、甘い球もありましたが(松井)雅がうまくリードしてくれましたし、バックが難しい打球を捕ってくれたりと、なんとか6回を0で抑えられたことはよかった」。

この日、1軍昇格し、今季3度目の先発だった。ここまで2戦2敗。開幕当初は救援陣の一角を担ったが、チーム事情で先発に転向。先発白星なら、日本ハム在籍時の16年9月24日楽天戦(札幌ドーム)以来、4年ぶりだ。