オリックスのドラフト1位、宮城大弥投手(19=興南)が、初回を0点に抑えた。

【1番・小深田】8球目を捉えられ、中前に抜ける安打

【2番・田中】三塁・大下を襲う安打で無死一、二塁

【3番・鈴木】カーブで右飛

【4番・浅村】6球目の147キロでバットに空を切らせ、プロ初三振を奪う

【5番・和田恋】146キロ速球で見逃し三振

大ピンチを切り抜け、一塁側ベンチでモヤにねぎらわれた。

▽2回 0-0

【6番・銀次】145キロ速球で右飛

【7番・内田】カウント2-2からのカーブを振らせて空振り三振。初めて変化球で三振を奪う。

【8番・下妻】初球の144キロ速球で右飛

3人を完全に抑えた。

▽3回 1-1

【9番・小郷】カーブを捉えられ、中前打。2度目の先頭打者出塁を許す。

【小深田】遊ゴロで二塁に走った小郷がアウトに。だが続く田中の初球に二盗を決められ、1死二塁

【田中】カウント1-2からの145キロ速球を中前に運ばれ、同点に追いつかれた。

【鈴木】ストレートの四球で1死一、二塁。高山コーチがマウンドへ。

【浅村】左前への打球に、左翼からT-岡田が懸命に前進して捕球。2死一、二塁。

【和田恋】左飛で追加点を許さず。ベンチに戻りながら、宮城は少し表情を緩めた。

▽4回 1-2

【銀次】カーブを右翼線に運ばれ、無死二塁。

【内田】スライダーで遊ゴロに打ち取る。

【下妻】空振り三振。

【小郷】宮城を襲った打球がバウンドして方向が変わり、右前へ抜けた。二塁から銀次の生還を許し、楽天に勝ち越された。なおも2死一塁。

【小深田】中飛に打ち取り、追加点は許さず。

▽5回

【田中】フルカウントから四球。4度目の先頭打者出塁も、宮城は巧みなけん制で誘い出し、一、二塁間で最後は遊撃の安達がタッチしてアウト(盗塁死)に。

【鈴木】投ゴロ。

【浅村】変化球を左翼線に運ばれる。2死一塁。

【和田恋】この日3個目の与四球で2死一、二塁。再び高山コーチがマウンドへ。

【銀次】一塁寄りの打球を二塁・福田がしっかりさばいて、3アウト。宮城は福田に頭を下げながらベンチに向かった。

宮城は5回99球を投げ、7被安打4奪三振3与四球2失点で比嘉と交代した。最速は148キロだった。

降板後「(1軍の打者について)甘い球にはしっかりと振ってきますし、厳しいボールも見極められたり、ファウルで粘られるなど、簡単にはアウトになってくれないなと感じました」と振り返った。

1-2の状況で降板していたが、7回に杉本の適時打で追いつき、宮城の初登板黒星は消えた。