ヤクルト先発の小川泰弘投手(30)は、4回0/3を6失点で降板した。

1巡目までは完璧な内容だった。3回まで3者凡退。力のある直球と、変化球の制球も良く、わずか30球で無安打に抑えた。

しかし4回1死から広島2番田中広にチーム初安打となる三塁打を許すと、続く鈴木誠に初球のフォークを捉えられ、1点先制された。

5回は先頭の西川に中前打を許し、会沢に四球を与えると、そこから堂林、菊池涼、先発の中村祐に3連打を浴び、無死満塁で降板した。「今日は状態としては悪くなかった。5回の流れを止められなかったことと、粘りの投球ができず申し訳ない気持ちです」とコメントした。

体調不良のため、6日の中日戦の先発を急きょ回避。発熱があったがPCR検査は陰性で、7日から全体練習に復帰していた。

チーム最多9勝を挙げているエース。自身5年ぶりの2ケタ勝利は、持ち越しとなった。