阪神は9回に1点差まで迫られたが、逃げ切って連勝。秋山が8勝目、スアレスがリーグトップに並ぶ21セーブ目をマークした。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-最後まで分からない展開

矢野監督 いや、どきどきしました。

-1回にすぐに大山が逆転打

矢野監督 本当に追い込まれてからも、しぶといバッティングができていますし、いろんな方向にね、ヒットも長打も打てるのは打率も上がってきますし、ホームランも(増える)。そして、ああいうバッティングも。成長してきてくれているなと。

-ボーアも貴重な本塁打

矢野監督 ボーアが打ってくれると盛り上がりますし、また、やっぱりホームランっていうのは勢いをグッとこちらに寄せるものになるので。いいホームランでした。

-今季初スタメンの板山も活躍

矢野監督 2軍のときから一緒にやってきたメンバーで(今季)初めての1軍で、スタメンで、気持ちが前面に出てね。なんか気持ちいい、はい。結果も出てよかったですね。

-糸原は

矢野監督 ちょっと無理してる部分もあるんでね。きょうは休ませて、板山でいくことになりました。

-秋山の投球は

矢野監督 ボールの走り自体は立ち上がりはいいかなと思ったんですけど。きょうはコントロールがちょっと甘くなっていたかなといところが、ああいうヒット数や点になったかなと思います。

-その後のリリーフ陣が好投

矢野監督 そうですね。晋太郎(藤浪)からね、みんなつないで、最後はスアちゃん(スアレス)、ドキドキしましたけど、これでまた落ち着いてやってくれるかと思いますし。ウチの強みでもあるんと思うので。みんなよくやってくれたと思います。

-井上の打球

矢野監督 いい角度で上がってね、ガッツポーズしかけたんですけど、思いのほか飛んでなかったなっていう感じで。でもやっぱりこう魅力があるっていうかね、いい角度でボールもいってましたし。今日の練習でもすごくいい形で打っていたんで。打席を見てみたいなっていう選手ですね。

-ファンへ向けて

矢野監督 ほんとにうまくいかないこともありますけど、だからこそぼくらは前を向いて頑張っていきます。明日もよろしくお願いします。

-大山が大事なところでの1本が増えている

矢野監督 中身がしっかりしてるよね。たまたま打ったというのでなくて、自分で引き込んで。カウントだったり、いろんなものを含めて、そういう形で打っている。たまたま打っているんじゃないのは成長だと思うし。ヒットのポイントもいろいろと去年までとは違う部分が、ポイントも増えているのでね。そういう打撃を悠輔(大山)自身が目指しているし、こちらも期待しているところ。このまま成長してくれたら。

-打点もタイトルに手の届くところまできている

矢野監督 本当にそういうのは大いにモチベーションにしてくれて、取れるものは全部取ってくれたらいいし、その勢いで、その気持ちで毎打席いってくれたらいいので、どん欲に狙っていってくれたらいいかな、と。

-板山はいきなり結果出すのは難しいと思うが、準備や気持ちが出ていた

矢野監督 今年の前半、2軍でも全然うまくいかなくて、俺も見に行ってたし数字や映像も見ているんだけど、俺が2軍のときから、がむしゃらさ、なんとかしたいというのがアイツの中にはすごくある選手なので、そういうところではアイツの姿を見てチームみんなも何か思い出すものがあったり感じるものがあるような姿だったので、あのヒットはアイツ自身にもすごく良かったし、チームにとってもこれから意味のある、ヒットも姿もそういうふうに見えたけどね。

-岩崎、岩貞が戻って中継ぎに厚みが増した

矢野監督 そうやね、だからアキもちょっと不安定だったけど、晋太郎からね、きょうもサダ(岩貞)は何回もつくってるんだけど、結局ね、登板なかったけど、いてくれるのは心強い。1点でも少なくいけるような中継ぎ陣になっている手応えはある。

-井上は高校の先輩と対戦。ああいう角度の打球が打てるのは

矢野監督 俺も先輩後輩でおもろいなと思った。得点圏やったら、あと1点ほしいところやったんで健斗(糸原)でいこうと思っていたけど、それもね打席に立てるのはあいつの中で持っている部分かもしれんし、みんな本塁打を期待しているんでね。でも、そういう期待を持てるというのはプロの中では大事なこと。どんどん楽しみにしてもらって、成長していってくれたら。