ロッテ新加入左腕のチェン・ウェインが2試合連続クオリティー・スタート(QS)の快投を見せた。

6回2死二、三塁。西武中村に対して直球の強さは衰えず、146キロで空を切らせると、グラブをポンとたたいて捕手田村に笑みを向けた。「制球を含めて全体的に良かった。変化球も思ったところに決められましたし、感覚的にも良くなってきて、思い描いた投球ができた」。日本9年ぶりの登板だった前回楽天戦よりも、手応えを得た1失点投球。しかし援護に恵まれず、11年10月以来、3307日ぶりのNPB勝利はつかめなかった。