プロ野球ドラフト会議が26日に行われる。東北勢の注目選手を紹介する。

<大学&社会人の注目選手>

東北公益文科大の最速153キロ右腕・赤上と、TDK最速153キロ右腕・小木田が、秋田・角館高同期生ダブル指名を狙う。

1年夏に甲子園に出場し、3年夏は県準優勝。大学入学後に内野手から投手に転向した赤上は「投手の練習法などを相談したこともある。同じ舞台に立てたらうれしい」。今冬にカットボールを習得するなど成長中。同大初のプロ誕生の期待も高まる。小木田も今秋はチーム7年ぶりの都市対抗出場に貢献するなど持ち味の直球が復活してきた。

八戸学院大の最速150キロ右腕・大道は、今秋リーグ岩手大戦で7回参考ノーヒットノーラン。富士大相手にはリーグ最多タイ18奪三振も記録した。変則スリークオーター左腕・中道も、青森大戦でノーヒッターに。変化球の質だけでなく直球も最速146キロまで伸びた。東北福祉大の左腕・山野は緩急をつけた投球は秀逸。遊撃手の元山も守備と勝負強い打撃に高評価だ。仙台大の右腕・宇田川は力強い直球が魅力。東日本国際大の左腕・佐々木も小柄ながら豪快な投球フォーム。斎田は3拍子そろった外野手だ。独立リーグBC福島の右腕・鈴木は今季リーグ最多98三振を奪った。【鎌田直秀】