プロ野球独立リーグ、BCリーグの新潟アルビレックスBCは30日、任意引退選手5人と自由契約選手2人を発表した。今季のリーグ・セーブ王でドラフト候補に挙がっていた前川哲投手(24)は今季限りで現役を引退することが分かった。

前川は球団を通じて「関わってくださったすべての皆様に支えられ、6年間、プレーすることができました。必ず今後の人生に生かして頑張ります」とコメント。新潟産大付から新潟に入団。6年目の今季、右横手から繰り出す最速156キロの速球を武器に11セーブをマーク。初のセーブ王を獲得した。複数球団から調査書が届き、26日のNPBドラフト会議では指名が期待されたが、名前は呼ばれなかった。

今季にかけていた。指名がなかったことで、NPBを目指す野球に区切りをつけた。球団側は「現役を希望すれば契約するつもりだったが、本人の意思を尊重した」。そして「指名はされなかったものの成長は証明した。やり切ったのでは」と心境を察した。今後は未定だという。

【任意引退】木原田崇俊投手(25)、前川哲投手(24)、小野竜世投手(24)、山崎智也投手(23)、菊地悠人外野手(24)

【自由契約】足立尚也内野手(32)、楠本歩内野手(26)