日本ハム浦野が涙の引退登板に臨んだ。7回2死で登場した時から涙腺が緩んだ。松井佑を得意球のフォークで空振り三振に打ち取り、再び涙があふれた。

今季は2軍暮らしが続いた。「1年間フルで戦うのが、僕はプロ野球選手だと思う」という信念を貫き、7年間のプロ野球人生に幕を閉じた。試合後のセレモニーでは同学年の中田やオリックス中嶋監督代行らから花束を受け取り、最後は7度、胴上げされた。

▼日本ハム栗山監督(引退登板の浦野に)「もう少し彼の力を引き出せなかった責任を感じている。彼の持っている素晴らしい人間性は、必ずここからさらに大きく人生が成長していくと思う。そこに関しては心配していない」