今オフにもポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー挑戦の意向を持つ日本ハム有原航平投手(28)と西川遥輝外野手(28)が、本拠地最終戦のオリックス23回戦(札幌ドーム)で躍動した。ともに、今オフに球団からポスティング申請を認められれば、本拠地での最後の試合となる一戦で有原5回1失点で8勝目、西川は先制のホームを踏むなど4打数1安打で勝利に貢献。球場に詰めかけた今季最多1万9109人のファンへ白星を届けた。

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西川は本拠地では最後の雄姿となるかもしれない試合で決勝点の起点となった。

「1番中堅」でフル出場し、初回は中前打で出塁すると中田の併殺打の間に先制のホームを踏んだ。2回も四球を選んで、10月30日オリックス戦の第2打席から9打席連続出塁(7安打2四球)をマークし、勝利に貢献した。

試合後に行われた最終戦セレモニーでは、最後に大型ビジョンに流されたVTRに登場。「ファンがいない中での試合は、すごく寂しいものがありました。やっぱり、燃えてくるものが、こんなにもないものかと感じて、あらためてファンのありがたさを感じました」とファンへ感謝のメッセージを送った。シーズンは残り5試合。去就も注目されるが、まずは最後まで全力を尽くしていく。