楽天は5日、由規投手(30)熊原健人投手(27)山下斐紹捕手(27)ルシアノ・フェルナンド外野手(28)渡辺佑樹投手(24)の5選手に来季の選手契約を結ばないことを通告したと発表した。

仙台出身の由規は「今の段階では現役続行を希望しています。他球団のお話なども待ちながら、トライアウトへの参加も考えています。球団には感謝しかないです。ぼろぼろになった状態でとっていただいてほぼ全く投げられない状態で来たので、それを考えるとここまで投げられるようになるまでリハビリで支えてくださったトレーナーの方々にも感謝ですし、とにかく野球ができる環境をつくっていただいたことが、僕にとっては本当に感謝しかないです。その中で昨年1試合だけですが、この楽天生命パーク宮城で地元の声援を浴びながら投げられたことがなによりの宝物です。まず、地元に球団があって地元でプレーできる選手はなかなかいないと思いますので、そういう意味でも本当に幸せだったなと思います」とコメントした。

由規は18年オフに戦力外通告を受け、ヤクルトを退団。同年オフに楽天に加入した。右肩痛を乗り越え、昨季レギュラーシーズン最終戦に登板。今季1軍登録は1度もなく、イースタン・リーグでは15試合に登板。1勝0敗、防御率4・22を記録した。

渡辺佑には育成契約を打診した。

また球団は育成の木村敏靖投手(25)南要輔内野手(26)松本京志郎内野手(21)中村和希外野手(25)耀飛外野手(24)の5選手に来季の育成再契約を結ばないことを通告した。