早大が逆転優勝に王手をかけた。楽天ドラフト1位指名の早川隆久投手(4年=木更津総合)が5安打1失点15奪三振の完投勝利を決め、首位に立った。8日の2回戦に勝つか引き分けで、15年秋以来10季ぶり46回目の優勝が決まる。慶大は、ヤクルト1位指名の木沢尚文投手(4年=慶応)が7回4安打3失点で敗れ、2位に後退。昨秋以来38回目の優勝には、2回戦で勝つしかない。
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木沢は優勝を決めるつもりで先発マウンドに立った。しかし、勝負どころで1発を浴び、勝利を逃した。「勝てなかった。それがすべてです。みんなに申し訳ない」。試合後、マスクをした顔がうつむいた。
同点に追いついた直後の7回1死一塁で2ランを許した。98球目、決め球の1つ、134キロのスプリットが浮いた。「高く入ってしまった。打たれたボールは甘い。技術不足だった」と唇をかんだ。
早川とのドラフト1位対決は意識しなかったという。「普段通り、いつも通りを心掛けて投げました」。初回の3球目に152キロをマークし、本塁打されるまで被安打3、8奪三振。今季最高といえる投球だった。それが100球を目前に、制球が乱れた。
今季初黒星がついた。それでも8日の2回戦に勝てば、優勝となる。堀井哲也監督(58)は「今日が先発で明日は最後」と連投を予定する。木沢は、早川も連投すると読んで、雪辱を誓った。「しっかり反省して、やり返したい。最後に1点勝っていればいい」。大学最後の登板を優勝で飾るつもりだ。
▽慶大・堀井哲也監督(今季9戦目で初黒星、最終日決戦に持ち込まれ)「木沢君はいい投球をした。お互いエース同士、点が取れない展開は予想していた。結果は仕方がない。明日に向けて切りかえたい」



