楽天三木肇監督が、就任1年目を4位で終えた。今シーズン最終戦の西武戦は1回に6点を奪うも投手陣が逃げ切れず、引き分け。55勝57敗8分け、借金2となった。試合後のセレモニーで指揮官が「優勝、CS進出というところに向けて、選手がみんな最後の最後の最後まで諦めずに戦ってくれたのですが、いよいよ力及ばす、4位という成績に終わってしまいました、本当に申し訳ございません」と帽子をとり頭を下げると、スタンドからは拍手が起こった。

石井GMは三木監督の1年目を総括し「いろんなところで彼の良さを消しているというのは、僕の最後の反省点としてはある。すごくプレッシャーのかかる1軍の中で采配、指揮をとらないといけない中で、僕が何かできなかったのかな、ということは自分自身、反省しています」と振り返った。また、三木監督の去就については「シーズンが今日終わったので、これから来季へ向けた準備をしていきたい。組閣が決まらない中での練習はあまり効果をなさないと思う。しっかりと全ての担当を決めて練習に臨みたい」とし、11月中旬から予定する若手主体の秋季練習前をメドに首脳陣を固める方針を示した。