西武は9日、辻発彦監督(62)の来季続投を発表した。福岡・ペイペイドームでの今季最終戦ソフトバンク戦終了後、居郷社長が続投要請し、辻監督が受諾した。

今季は3連覇こそ逃したが、残り1試合となる119試合目まで2位争いを繰り広げた。1歩及ばずクライマックスシリーズ出場は逃したものの、辻監督就任後は2位、1位、1位、3位と4年連続Aクラス入り。その手腕を評価され託された。

辻監督はV逸した今季を振り返り「今年はそういうところで打線が奮わなかったこと、得点力が落ちてという状況においての戦いが続いて、なかなか5割にいけないという状態が続いたんでね。なかなか波に乗れなかったというところで本当に苦しかったですね」と本音を明かした。全日程が終了し、防御率は3年連続最下位、自慢の打線がチーム打率リーグ5位。かじ取りに苦戦した。「挑戦者としてパ・リーグで一番上に立てるように頑張っていきたいと思います」と5年目となる来季、リーグV奪還を誓った。