ソフトバンクが2試合連続の逆転勝ちで、1位のアドバンテージ1勝を含め、無傷の3連勝でCSを突破した。初回にロッテに3点を先制されたが、4回までに中村晃外野手(31)の2打席連続2ラン、松田宣浩内野手(37)のソロの3発で5点を奪い逆転。先発東浜を4回で諦め、5回から継投策に入った。その後、両チーム1点ずつ重ねたが、7人の投手で継投し逃げ切った。

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甲斐キャノンがロッテの勢いを止めた。

1点リードされた4回1死一、三塁で、打者ロッテ清田の5球目に一塁走者藤原が二盗を試みた。ソフトバンク甲斐はストライク送球で藤原が滑り込む前に二塁手のグラブへ。ピンチ拡大を阻止し、その後、後続を打ち取り無失点に切り抜けた。藤原には2回に二盗を決められたが、2度目は許さなかった。

第1戦で決勝打を放ち「明日決めます」とお立ち台で誓った通りの働きだった。