巨人原辰徳監督(62)が11日、「読売巨人軍2020シーズン感謝祭in国技館」の冒頭のあいさつで、ファンへの感謝思いと日本一奪還を目指す来季への決意を語った。

「2020年度、シーズン感謝祭、迎えることができました。ひとえにここにいらっしゃる全てのジャイアンツファンの皆さまのおかげであります。12球団のプロ野球の選手たちは、勇猛果敢にたくましく戦い、すべての日程を消化することができました」とあいさつ。

2連連続でセ・リーグ制覇を果たしたが、日本シリーズでは2年連続の4連敗を喫した。「ジャイアンツはペナントレースを連覇しましたけども、最後にまた課題を残すシーズンとなりました。個人的に言うと初めて来季を迎えるにあたって、だいたい今頃はもうちょっとオフが長ければいいなと思うんですけど、早く来季来いと燃えております」と宣言した。

「来季のメンバーは、ここにいるメンバーたちが中心となって戦います。キャプテンは坂本勇人で、もう1年戦おうと話をして、お互いの合致した意見として向かっていきます。選手会長(菅野)は今悩みに悩んでいるところでございます。どういう結論が出てもジャイアンツのユニホームを着たという中で、たくましく、堂々と戦う2021年度になると思います」とポスティングシステムを利用して、大リーグ球団との交渉に臨む菅野にも言及。

「いずれにしても来年2021年度はペナントレースをしっかりと戦い3連覇をし、そして我々の大きな目的である日本一を目指して頑張ってまいります。来年もよろしくお願いいたします。と、同時に1年間ご声援ありがとうございました」と締めくくった。