ロッテ佐々木朗希投手(19)が14日、ZOZOマリンで来季の契約交渉を行い、現状維持となる年俸1600万円(金額は推定)でサインした。
高校球界史上最速となる163キロをマークした右腕は、今季は体力強化に励み、公式戦登板は1、2軍ともになかった。契約更改後に会見を行った。主な質疑応答は以下の通り。
-球団とはどんな話を
今年は体作りを中心にやったので、来年に向けて1軍に帯同させていただいたので、来年に生かせるようにという話を。1年間通して毎日野球をするのも初めてだったので、すごく疲れとかもありましたし、その中でも学ぶことがたくさんあったので、来年から試合に投げるにあたってすごくいい経験だったなと思います。
-1軍帯同での学び
全体の流れや試合までの先発投手の入り方だったり、1軍にいなきゃ見られないと思うので、勉強になりましたし、初めて1軍で投げるときにすごく生きるかなと思いました。
-印象的なシーンは
開幕戦とかはすごく初めての公式戦だったので、チームの雰囲気もすごく高まっていて、すごく勉強になったというか刺激になりました。
-注目されることに
大変ですけど、注目されているからこそ、自分の発言とか発信ができると思うので、そういうところはすごく影響力があると思うので、自覚をもって発言・発信していきたいなと思います。
-オフの取り組み
自分の体をコントロールしたりとか、体も心もコントロールできるように。そういうのを重点的にやっていきたいと思います。
-来季へ向けて
まずは試合で投げて、その中で結果がついてくるように、オフは一生懸命頑張りたいなと思います。
-先発投手の調整を見て学んだことは
ホームだと特に時間が長いので、何時に入るとか、何時から動き始めるとか、動くまで何をしているとか人それぞれ違ったんですけど、いろいろな選択肢があったので、自分に合うものを選んでいきたいなと思いました。
-1軍の試合をテレビ観戦してみて
あまり(自分が)抑えるとか、投げるイメージをするのは難しかったですけど、でも野球面白いなって思いました(笑い)。なんか分かんないですけど、面白かったです。
-体の成長について
大きさは僕はあまり分からないですけど、大きくなったねとか(言われます)。体重はキャンプの時からあまり変わってないですけど、目に見える大きさだけじゃなく強さもあると思うので、それは試合で投げてみて実感すると思うので、今年のオフもやって来年に向けて頑張りたいと思います。
-6月の練習試合で登板回避になった
(疲労のため)体調的に不良だったのと、フォームとか細かいところを見つめ直したりとか。すごく投手は繊細だと思うので、そういうところを自分のものにしてからというのもあったので。フォームは、それはいくつになっても変わらないと思うので。毎年少しずつ変わっていくと思うので、よりよいものを得るようにしていると思います。
-描いていた1年目との比較は
目標は高く設定するものなので、目標に届かなかったですけど、思い通りになることは少ないと思うので、それでも充実した1年を過ごせたと思うので、来年や再来年に生きるようにとは思っています。
-現在の練習
キャッチボールをメインにトレーニングしています。2月まで時間があるのでゆっくり、じっくり、多く。結構キャッチボールは大事だなと思うので、1番投げることが練習なので、そこには感覚をとぎすませながら。1時間半とか気付いたらなっちゃって。それくらいボクは大事だと思います。距離? 離れている時は60メートルとかです。
-自身の今年の漢字1文字は
成長の「成」ですかね。やっぱりまだまだ心も体も幼かったなと。少しずつ成長できたかなと思います。心? 先輩と話が合わないっす(笑い)。話の内容というか、そういう扱いをされるのでまだまだです。
-オフに感じることは
開放された感があります(笑い)
-来年の目標は
「発」です。2年目ですけど、また新たな出発ということで。1軍で先発で投げて自分の力を発揮して、そういう意味があって書きました。