阪神糸原健斗内野手(28)が来季の全試合出場への再挑戦に意欲をみせた。広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」での自主トレを公開し「1年間トータルして安定した成績を出すことが自分のセールスポイント。来年は1年間全試合に出場して頑張ろうと思います」と話した。

昨季まで2年連続の全試合出場を達成したが、今年はアクシデントの連続だった。7月下旬、右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折で長期離脱。312試合連続出場で止まった。9月は新型コロナウイルス感染。自己最少の63試合出場で打率2割9分4厘だった。

あくまで二塁の定位置を死守する構えだ。「3割と出塁率はこだわっていきたい。この目標(3割)を口だけになっている、いままでは。しっかり結果で示したい」。負荷をかけた筋力トレーニングと並行し、柔軟性や可動域を追求する。巨人から山本が加入し、内野バトルは激化するが、譲るつもりはない。